これから何に注力するか?

11月も後半になり、比較合判、マンスリー、第4回の合格力判定が終わったら次は1月校の本番が始まります。
これから何に注力するのか、について書いておきます。

1.志望校と学力のギャップの測定

  • 秋の模試と過去問演習、SSの得点、席次を通じて志望校との関係でどの科目が弱くて後何点必要かが洗い出せたと思います。この際に必要なのは抽象的な偏差値、点数ではなくてどの科目のどの分野のどこが弱くて過去問、模試、SSで点数が取れなかったのかを洗い出す事です。

2.取捨選択を明確化

  • 模試で理科が悪かったとします。志望校と傾向が違っており、記述重視の学校で細かい知識が必要でないとしたらそれはある程度割り切りが必要です。植物が出ない学校で植物の問題が出ていたら、それは思い切って捨てる。80:20の法則ではないですが、志望校の出題傾向で合格基準点を越えるために直結しない事であれば、プラオリティが低いとして割り切りが必要です。
  • 4教科のバランスについても同様で、自分の子供がどの科目で何点取るのか、足りない科目にウエイトを置き、出来ている科目は軽く流すのか、それともそこで稼ぐのか、取捨選択が必要です。国語いくらやっても無理なら足を引っ張らないように受験者平均を狙うなどの割り切りと時間配分の選択が必要です。
  • 志望校も同様。第1志望に最大限のエネルギーを注ぐ事は重要ですが、第2、第3志望について第1が駄目だった場合にどこまでエネルギーを割くのか、入試傾向の類似性、偏差値を考えたときにどう併願を組むのか、ということでなるべくローコストとなる組み合わせで対応するのが必要ではないでしょうか。

3.ひたすら繰り返し

  • もはや全くの新規という事は少ないと思います。社会や理科は次々と目新しい問題がありますがそれとて基本知識との間の差分を埋めて行くだけで基本ができていれば合格基準点をクリアするのは可能だと思います。後はどれだけそれに積みませるか。問題によっては瑣末で細かすぎるものもあるのでそれを覚える事が意味あることかどうかは考える必要があります。
  • 他方、超基本問題は100%出来ないと行けませんが、超基本問題では差がつかないので、基本プラスやや難の問題で一番差がつくため、これをどれだけ自分のものに出来るかだと思います。難問は誰も出来ないので捨てる。合格は100%ではなく、65%程度、合格者平均をベンチマークに合格基準点を越えるためにどこで点数をとるのかを考えてひたすら繰り返して完成度をあげる事だと思います。

4.我が子の場合

  • 国語と社会はある程度点数が出ており、崩れないようなので通常授業、土特、SS、過去問を通じてその軽めの復習にとどめます。社会は細かな1問1答形式を問う学校ではないので、流れと考え方が分かっていればよいので思考系によりウエイトを置きますが、科目対比では国語社会への時間投資よりも算数理科の方がリターンが多いとの判断です。
  • 算数は点数を積みますために過去問、SS解き直し、通常授業の配布プリントを時間制限ある中で解く、第2志望、第3志望の過去問演習でパターン習熟をこなす。過去問がもうじき終わるので終わったら繰り返しに入ります。最後まで一番リソースを書ける必要があります。
  • 理科は、まだ入試レベルの問題での失点があるため通常授業、土特はしっかり復習。SS、過去問をきっちりと復習して、第2、第3志望の問題にも当たりつつ苦手分野をつぶす。今は理科が一番ビハインドのように思います。
  • だだし、志望校に特化しすぎる事なく、典型問題とのバランスはある程度取りながら対応していく。