本日が東京では御三家の入試日となります。
5年も終わり、来週からSapixも新6年となります。
つまり1年を切り、「受験生」となるわけです。
Sapixでは社会を除いて一通り内容的には一巡しましたが、これから1年かけて受験レベルまで引き上げるための演習が続く事となります。
これからは今まで習った事を再度やる事によってその理解を深め、内容を定着し、反復練習によってスピード、正確性を高めていく事だと考えています。
5年時の成績を振り返ると基本的に理解すべき事は出来ていたかと思いますが、その精度、習熟度に関しては十分ではなくその結果がテストで毎回イマイチな結果になっていたのだと思います。毎回の授業の単元を大切にしてしっかりと吸収すべき事を吸収してそれをしっかりと演習する、というところがまだまだだったように思います。
しかし、これからは受験生であり、そうも言っていられなくなります。1年後に設定されたゴールがあり、その山にあと1年で到達できるかどうかが勝負となります。
順位や偏差値があり、それが一つの目安になるかと思いますが、順位、偏差値は相対的なものであり絶対的な基準値としては、志望校の合格最低点に試験日当日までにたどり着けるか否かが全てだと思っています。
もちろん、絶対的な学力や志望校のテストに照らしての学力到達度を正確に図る事は出来ないのでサピでのマンスリーや偏差値、順位が目安になりますが、その数字の根拠になるのは単元やカリキュラム毎にどれだけマスターできたかという学力だと思います。
保護者会でも夏までは「基礎固め」が大切とどの科目でも話をされていましたが、この絶対的に外してはならない知識、スキルを「基礎学力」としてこれから半年間新6年の授業の中でしっかりと固めていくのだと思います。
特に科目毎で言えば
1)算数
ー計算をうまくすること
ー典型問題の習熟度をあげ、処理速度をあげる
ー典型問題については知らない項目をなくす
2)国語
ー漢字、知識を固める
ー小説、物語について読解に必要な方法論を確立。そのアプローチで毎回正しい読み方となる。
ー記述の構成の仕方、1文で最重要なポイントを外さないで書く事が出来る。
3)理科
ー知識について整理しながらインプットし直す。
ー計算系の問題の基本問題の処理の仕方をマスター
ー習熟不足の分野について頭を整理、ちゃんと理解する
4)社会
ー地理については再度白地図と産業毎の整理、統計数字を再インプット
ー歴史は、大きな流れを理解した上で時代毎に主要事件、人名を年号とともに覚えた上で関連性を把握
ー公民は、余り情報量多くないですが、時事、国際問題と絡めて新聞等を通じて馴染む
我が子の場合は、理科社会は知識や基礎はそれなりに入っているように思いますが、体系化が不十分なのとまだまだ正確性にかけるので、知識ものについては整理をした上で正確な知識の獲得に努め、穴を埋めていく事が必要だと考えています。算数については計算をうまくして基本問題を絶対落とさないこと、解き方の型を身につける事、国語については記述のメインテーマをはずさないで書ける事を目標としたいと思います。
後は、本人の意識を高めて、勉強にたいする完成度にこだわりを持ってもらいたいのですが、抽象的なので目先の小テストでちゃんと9割以上の点数を確実に取る事が出来るという小さなゴールを設定してそれを積み重ねてもらいたいと思います。小さな成功体験を積み重ね、「基礎固め」を徹底していきたいと思います。