国語勉強法 ー低学年

4年生くらいまでの勉強について、算数、理科、社会と来たので国語についても現時点での考えをまとめます。

国語については兄の場合はなかなか点数が取れずにいろいろ試行錯誤していました。弟の場合は、兄と比べると漢字や語彙は兄よりも悪く、読書もほとんどしないのですが、国語の試験の点数についていえば、兄よりもできています。読書好きが必ずしも国語ができるという命題は弟の場合は、成り立たないです。この理由はまだ結論が出ていないのですが、一般的には読書が有効であることは間違いないと思います。

国語についてはこれまで何回か記事を書いてきました。

国語の漢字と語彙強化

国語の勉強でやった事 ー日本語文法力

国語読解力強化本

国語の勉強 ー 中学入試試験問題集 国語編

国語解答力強化

田代式 中学受験 国語の「神技」

国語てこ入れ

国語てこ入れ ー続き(物語文)

振り返り ー国語

基本的には、対策として考えていることは今でも変わりません。低学年時に必要なことは以下ではないでしょうか。

  • 漢字:漢字については、学年を問わずに早い段階で自力で読書ができるようになるのがのぞましいと思います。難しい熟語については6年間かけて勉強していけばいいのですが、まずは本を読んで自分で読み進むことができるようになるのが目標かと。このために6年までの漢字は小学生の早い段階で1,2回書いてみて読むことができるようになっているのが望ましいです。一通り漢字が読めるようになれば、早い人で2年生くらいからどんどん興味の赴くままの読書ができるのではないでしょうか。
  • 語彙:大人の使う語彙について、中学受験での語彙はサピでも4年、5年とカリキュラムに組み込まれますし、試験もあるので追って勉強することになると思いますが、早い段階でことわざや四字熟語、故事成語になじんでおくのは望ましいと思いますので、漫画でなじませるのがいいかと思います。この時期は男子はコレクター的な趣味のある人はいろいろ覚える人がいると思いますのでそうなるとラッキーですね。
  • 読書:好きな人はどんどん読み進めばいいと思いますが、中学受験に出る物語文や説明文ということを4年生くらいまでは目指さなくても、基本興味の赴くまま本(時には漫画も含む)を読みたいなら好きなだけ読ませてあげればいいと思います。漫画であっても一定の日本語力が必要とされるので、ページ数に対する歩留まりや内容の質については活字のほうがいいのですが、読むこと自体をいとわなければそのうち向上していくものだと思います。
  • 文法:あまりカチッとした日本語文法を扱う、習うことはないと思います。サピの授業においてもいわゆる日本語口語文法の問題は、文法問題としてやりますが、自分が書く際の日本語の構成、読む際の日本語についてはどこか早い段階で、日本語文法トレーニング、もしくはふくしま式をやっておくのがよいのではないかと思います。

シリーズがいっぱいあります。また論理トレーニングと別のシリーズもあるので本屋さんでご確認ください。

いろんなシリーズが出ていますので、文法的に正しい日本語が書けることに注力した内容用のものを選ぶとよいと思います。

低学年時はゆとりがあるのでこうしたものを緩めにやりつつサピの授業で読み物を通じて個別の物語文等の経験値を増やしていくという対応でいいと思います。

その後のテストでの国語で点数が取れるようになるため、まずは「正しく読む」ことができることが大切だと思います。客観問題、記述のテクニック的なことは4年以降で毎回の授業を通じて少しずつ経験値を積んでいくことになりますすので、それが苦にならないための基礎として漢字が読めて意味が分かることが大切だと思います。

「正しい読み方」というのは多分にテクニカルな要素があるのですが、その背景には「日本語文法力」があるので、ここは一回ちゃんとドリルをしたほうがいいかと思います。母国語ゆえにかなり感覚的に判断していて、形容詞や名詞の修飾関係や主語・述語の文法構造はかなりいい加減な理解となっているので、構造的な読み方を知っておくと、記述、将来の英語の勉強に役立つと思います。

弟については、兄ほどはやりこみませんでしたが低学年時に「論理エンジン」を4年生くらいの分までやっていました。

これもまたいろいろ出ていて、最新版は「論理国語」だと思います。いろいろ本屋で物色してあったものを使われるといいかと思います。

なお、弟の場合は、公文の国語もやっていましたが、小学校6年生レベル(Fだったと思います。)で国語は止めてしまいました。好きなら続けたのですが、やらせている感が強かったので撤退しました。

後は低学年時のサピの授業をゆるゆると進めていたくらいです。兄とどこに差があるのががあまり分かっていないのですが、「解答力」、「記述力」以前に「正しく読む力」の差が大きいように思います。漢字も語彙も、読書量も兄の方が上だったと思いますので差があるとすると「精読」するための読み方がある程度身についているということだと思います。とはいえ、国語がよくできるというレベルでもないので引き続きこの辺りは試行錯誤中です。

ご参考になれば

にほんブログ村に参加しています。よろしければクリックいただけるとありがたいです。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ