理科の勉強法を検索をしてこのサイトにたどり着いている人がいるようなので以前記事を書いたことがありますが、今の弟の勉強を踏まえて再掲します。
以前本ブログで理科については以下の記事を書いていました。
理科の勉強法については上記に書いた方法の通りで、それを着実に実行していくということに尽きます。弟についても同じことを踏襲しています。兄との違いは問題を2周している程度くらいです。
1週間の勉強でしっかりとまわして積み残しのないようにする、その場合には、概念の理解、用語について正確に覚える(書ける)ようにして、基本的な事項について問題を解けるようにしておく、ことが大切です。
特に5年前の兄の時と比較すると理科のテキストはテキストの記述・問題ともに充実しており、4年・5年でこれをやるのは重すぎるのではないかというくらいのボリュームになっています。6年のテキストも問題が増えています。
このため、演習が足りない、情報が足りないから他のテキストや問題をやるという必要は原則必要ないと思います。
理科の場合は単元が物理・化学・生物・地学と分かれていますが、細かく分類するともっと分かれていて15以上の項目に分類できます。
生物 植物、動物、人体
地学 天体(太陽、月、星)、天気、川/火山
化学 燃焼、気体、溶液、溶解度、中和反応
物理 バネ、てこ、振り子、滑車、輪軸、音と光
それぞれが独立した分野になっているので、ある分野でつまづいたとしても春休みや夏休みなどの長期休みの時に1週間程度集中して個別撃破すれば弱点や消化不良を克服することができると思います。
その際にはサピックスのテキストと問題に戻って基本問題を解きなおすのがよいと思いますが、4年、5年のテキストは記述が細かすぎるかもしれません。その際には別の参考書で復習するといいかもしれません。
個人的には裏技がいいと思っています。
問題はテキストの前半くらいのものを解きなおす、もしくはサピでおすすめの問題集として売っている新小学校問題集が、問題に変な癖がなく、基本事項をそのままストレートに効いてくるので、補充的に使うにはよいと思います。
後はコアプラスですね。4年から使う必要はないかと思いますが、5年時に指定されている範囲をかっちりとこなしておくと後々楽です。
4年時は昆虫や植物の図鑑を手元において時間があるときに実際に調べるようのがよいと思います。本物の図鑑だとスペックが細かすぎるので、Z会か、学研の中学入試用の図鑑がよいです。家には、学研の動物と植物の図鑑があります。
最後にデイリーステップがあります。これは毎日復習用にテキストの後ろについていますが、理科が不得意な場合は長期休暇の時やテストの際にこれをまとめて一気に解きなおして覚えるべきものは覚えるのがよいと思います。
個人的な感触でいえば、授業である程度理解したところでテキストの前半から真ん中位の問題を解き、できないところをちゃんと解けるようにする。デイリーステップで忘れないように穴埋めをしてコアプラスを回せば、マンスリーで7-8割程度のくらいは持っていけるような気がします。それ以上は純粋に理科が好きとか、演習量をこなす必要があるかもしれません。
理科の場合、入試は6年前半でもまだ到達レベルが足りないので、そこからさらに思考力を含めて実践演習を積んでいく必要があります。基礎については先のマンスリーで7割強とれていればついていけるように思います。特定分野の出来が悪い場合には、その単元に戻って復習するのが有効ですね。全般的に出来が悪い場合は理解が不十分なこと、必要な知識の定着がなされていないこともあります。対策しやすいのは覚えたら済む生物、地学分野(天体は除く)からですかね。
物理分野はそれなりに計算や理解を伴うのですぐにはできるようにならないと思います。また、天体関連も問題を難しくできるので基本問題はできても応用問題は難度が高いです。これらはまだまだ時間がかかると思いますが、まずは基礎固めをしないとレベルを上げられないので目の前のことをきっちりとできるようにしていくことが大切だと思います。
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