小3から4年間サピックスで学びました。受験は終わりましたが、忘れないうちに振り返りを。
何回かに分けて書きたいと思いますが、本日は一番大切だと思った事を
これまでの勉強や成果は記録してきた通りですが、この4年間子供と並走してきて一番感じた事は、毎日決まった事をかちっと続けること、自分事としての強い意識、が重要だと思いました。
勉強のテクニカルな面はまた改めて書きたいと思いますが、まず、自分が何のために中学受験をするのか、受かってどうしたいのか、という強烈な動機付けが必要だったと思います。
我が子の場合は、子供自身というよりもやはり親のエゴで子供を洗脳して引きずり込んだ、という要素が強かったのではないかと思います。それに子供はよくついてきてくれたと思いますが、最後は、本人の想いの強さ、というところが出たのだと思います。
次に、ルーティンの重要性があります。毎日決まった事をカチッと積み上げて行く事、それをまた淡々と行う事が出来る事が、大切だと思います。我が子の場合は、4年時位から毎日やる事を紙に書き出してTODOLISTとして、それを毎日消し込みする事で工程管理をしていました。
これを本人が必要な事、不必要な事を仕分けして出来ると一番良かったのですがそこまでは無理だと思ったので私がプログラムを作るのはよいとしても、その勉強の内容が問題でした。
先の意識とも関係しますが、そのTODOをこなすことが目的化しており、早く終わらせよう、汚い字で適当にやってしまうということが散見されました。6年1月ですら、適当に終わらせているところがあったので、こうした意識の問題、細かなディーテールで手を抜かない、というところが大きいのではないかと思います。
物事に対して「真面目」で手を抜かない、という資質が中学受験では大切だと思いました。
我が子の場合は、この2つが弱かったために親としては「だましだまし」勉強を進めていたところが正直あってこのところが最後のところで自分が不安となった原因ではないかと思います。精神年齢と言ってしまうとそれまでなのかもしれません。
能力とか、勉強時間ではなく、本人が自分のやってきた事について手を抜かず自信を持ってやりきれたか、というところが本人の最後のよりどころとなるのでその部分が一番大切だと思いました。
コメント
4年間のご苦労、自分にも身にしみました。
わが家も3年の途中からSapixにお世話になりました。
子供は最初は週1日だけだし、学校の授業の範囲を超えた分野を
教えてくれるので楽しく通っていたと思います。
Sapix、テストへの慣れにより成績アップもモチベーション上
プラスになったと思います。
中学受験授業を目標にスタートした訳ではないので、自分が
受験生であるとの認識も薄かったと思われ、それが最後の数ヶ月の
頑張りで遅れを取った要因かなと今になって思います。
息子は誰かと競り合うような感じではありませんでした。
同時に第一志望としていた難関校合格には超えがたい壁があったと
感じます。
我が子は知識の習得では十分であったと思いますが、難問にぶちあった時
それを打破する力がなかったと感じます。
この部分は親が早期に認識し、手を打つべきでしたが、偏差値が悪くなかったので
見落とした部分ががあったのかも知れません。
思考力の向上は一朝一夕には出来ません。
それが普通に出来る子もいれば、鍛錬の必要な子供もいます。
反省点としては子供の時に色々な経験をさせることで物事の本質について
かんがえさせる機会が少なかった、親が問いかけることで考える習慣を
身につける事が徹底されていなかった事があげられます。
Sapix受験応援パパさんも同様に苦労されたと思いますが、子育ては
マニュアル通りには進まないものです。
でもせっかく頂いた中高一貫校での機会なので、これを最大限活かし
子供の成長を見守りたいと思います。
これまでも大変だったけど子供の人生で見ればまだ序章。
あたたかく見守ってやりたいと思います。
お互い頑張りましょう。
新4年生としてSapixに通い始めた息子を持つ父親です。
テキストの整理法を検索していた時に、このサイトにたどり着きました(まだ第1週ですが、今後3年間、大変な予感がします)。
まずは長い長い併走、本当にお疲れさまでした。
私自身も昨年の娘の中学受験のために併走をした経験がありますが、ここまで長い期間マメに環境を作られている方がいらっしゃるんだなぁ、と今回サイトを拝見して感激した次第です。
サイトの最後の方しか拝見できていませんが、非常に参考になるサイトだとお見受けしました。
Sapixは初めてなので、これから機会を見てアクセスさせていただき、勉強させていただこうと思います。
この記事のように、数年間を改めて振り返って、良かったことや悪かったことをまとめていただけるのは、これからこの世界に突入していこうとする者にとって、とても参考になります。