1月31日から2月4日まで

備忘用とこれから受験する方の参考に試験週の状態をドキュメント形式で記録しておきます。

1月31日 
 仕事中に妻からメールが来ました。妻によるといきなり不安であることを打ち明けて情緒不安となり、話をしているうちに泣き出したそうです。前日、不安で余り眠れなかったとのこと。
 最終週の土特、SSの前の日に、これまで合格圏内の順位をキープしていたものの、最後に順位を取れるのかが不安だと言い出し、私からはこれまでSS13週間、冬期講習、正月特訓の10日間、併せて23回を合格圏内キープできていたのだから大丈夫と励ます。
 土特、SSでいつも通りの結果を出せて安心したので、これで大丈夫と思っていたところ、それでも前日に不安となったため、精神的に来ているなぁと思いつつ、「絶対に大丈夫」と伝え、その日は軽く調整をした上で早く寝るようにと促し床につかせました。

2月1日 
 起きた時の顔色があまりよくなくて、これはまずいかと思いつつ、とにかくインフルエンザでもないので行くことができるし、試験が始まり問題に没頭できれば落ち着くかとも思い、妻とともに会場へ、学校ではサピの先生、SSのクラスメイトがいて少し落ち着いた様子になったが、顔は引き続き硬い表情で教室へ。
 試験中は親としてはただうまく行く事を祈るしかなく、試験終了後、問題用紙を見て本人の手応えを聞いたところ、やることはやったが、手応えはなんともわからないと。算数は図形が完答できなかったとの事。理科が難しいとも。問題を見たところ、想定の範囲内の難易度であって、合否は科目平均次第と思いつつ、この精神状態だと、国語や理科で細かなミスが出ているのではないか、平常心での出来よりも良くないのではないかとも思いつつ、受験者数やこれまでのパフォーマンスを考え、きっと大丈夫と励ましつつ家に戻る。
 帰宅後、本人かなり疲れて疲弊していたようなので、ここで明日に向けてガリガリと解くよりもとにかく風呂に入って早く寝るようにと咳もしていたので風邪薬を飲ませてそのまま午後から爆睡。夕方夕食を食べさせてそのまま寝かせる。
翌日はサピ偏差値55の男子校でしたが、それなりに過去問を解いてあったので問題傾向を過去問1年分を見直し、点数の取り方を確認だけしました。

2月2日 
 朝5時起床、かなり寝てすっきりとした表情だったので、昨日のことは終わった事、合否は分からないが、今日は別の試験なので一つずつ勝ち星を積み重ねて行こうということで会場へ。会場で待っているところで母親から番号がなかったとの連絡が入り、ああ、あんなに頑張ったのに残念としばし放心。
 気を取り直して3日の第二志望に影響が出ないか、3日が駄目だった場合のContengency Planをネット検索しながらシミュレーション。
 保護者待合所で試験の解答をくれたので、帰りの電車で子供と答え合わせをして合格ラインは越えているだろうとの評価。前日とは異なり、ランチをしっかり食べる事が出来たので、まあ大丈夫だろうと思いつつ、次の日もあるために帰ってきて昼から寝てました。夜、夕食を食べて合格をネットで確認できたため、すこし気持ちが楽になったようです。さて、明日は本番という事で、引き続き体力温存のために就寝継続。

2月3日
 朝5時起床。第2志望の問題は10回分ほどやっており、問題傾向とタイプについては把握できていたために合格に必要な得点率を確認。早めについたので駅のファーストフードで傾向と対策を確認。比較的この時点では落ち着いていました。
 試験終了後のコメントは、まあ出来た。国語の記述が最後書ききれなかったとの不安要因はあるものの、この学校独自の社会の記述については本人は自信があるとのことだったので、算数の簡単な問題を落としていないのか、一抹の不安を持ちながら明日の発表がわかるまでは4日の試験があるために、考えさせない事にして再び早めに就寝。もはや勉強をするという状況にはなく体力温存モードに入っていました。
 2日校が受かっていたので4日は気楽に行けばいい、3日駄目なら5日出願するからね、後2日間しんどいけど頑張るようにと励ましつつ、就寝。

2月4日
 朝5時起床、試験会場に向かう。再び早くついたのでスタバで終わった後の中学生活の話をして盛り上げる。試験の傾向と必要な得点を確認して、淡々と会場へ。試験開始後母親から合格の連絡があり、私が先に安堵。終了後、子供に今日で受験終了、お疲れ様と伝える。

2月5日 4日の合格を確認。

戦績
 1月   栄東A日程   合格
 2月1日 世田谷区男子校 不合格
   2日 豊島区男子校  合格 
   3日 新宿区男子校  合格
   4日 港区男子校   合格

総括 

親としては勉強は必要以上にやっておりボーダーは越えていたと思っていました。本人も1週間前までは落ちる気がしないと言う自信過剰な状態でしたが、前日に不安になったという事は、そういうことで不安をまぎわらしていただけで自分の事を信じきれなかったのではないでしょうか。SSでも最後のSOでもいけるという結果が出ていたのですが、それでも最後は子供が自分自身の事を信じきれて平常心が保てなかったのが、大きかったです。子供の精神的なタフさ、精神年齢が聞いたのだと思います。圧倒的な学力があればそれすらはねとばせるのですが、そこまでの学力がなくて僅差の戦いでは最後は思いの強さ、強気で行けるか、というところが大きいように思います。まさに胆力ですね。

 とはいえ、一定の確かな学力があったので、2日以降はだんだん戻してきました。特に3日校は厳しい試験だったと思いますが、よく乗り越えたと思います。2日に神奈川や共学受けていると結果が3日持ち越しとなり、本当に強気で行かないと難しかった気がします。

 1月の埼玉、地方、関西も傾向が違うのと行かない学校を受けるのも余り意味がないと思い、1校に絞りましたが、もう1校受けていれば弾みがついたかどうかは、何とも言えませんが、本人の性格を考えるとこれがベストな志望校戦略だったと思います。
 他方、親はこの間ぶれずに支え続けるのがありますが、その親力的にはしんどい状況でした。

子供もよく頑張りましたし、中学受験を通じてきっと成長したんだろうと思います。

コメント

  1. ひでぽん より:

    お疲れ様でした。
    改めて合格おめでとうございます。
    1日校は世田谷区ではないですか?
    参考になるブログをありがとうございます。

    • Sapix勉強応援パパ より:

      ありがとうございました。その通りでした。世田谷区ですね。直しておきました。

  2. 2018年受験生 より:

    本当にお疲れ様でした。

  3. 2018年受験生 より:

    大変参考になりました。そして心から息子さんの志望校合格を応援していました。産まれて初めて、親元を離れての一人勝負。まだまだ心身共に幼いながらも、精一杯頑張ったことを思い、またこれからも益々逞しく美しく成長していく息子さんのことを想って考えてしまいました。お疲れ様でした。次へのステップへ!

  4. 2018 より:

    お疲れ様でした!
    おそらく3日校は私の母校ですね。
    私は6年間をとても有意義に過ごしましたし、今でも良き同級生達と敬意をもって接していますし、再来年ですが息子にも受けさせようと思っています、今の成績だと怪しいですが。。。
    ともかく、ここまで伴走されてきた御両親を尊敬しますし、お子様も良い選択をされたのではないでしょうか。お疲れ様でした。

  5. 吉ママ より:

    初めてコメントする新6年生JGを目指す者です。
    合格おめでとうございます。
    このブログは冷静に状況を説明してくださり、お父様が学習計画を立て隣で寄り添う姿に並々ならぬ意気込みを感じました。
    自分も改めて重要な時期の子育てをしていることを再認識した次第です。
    息子さんが入学式で見せてくれる笑顔が楽しみですね!
    残りの小学校生活を満喫されますように。心からのおめでとうを届けたいです。