国語読解力強化本

うちの子は、国語の読解について、客観問題と記述のどちらもはじめは安定していませんでした。

記述については時間がかかると思っていたので余り気にしていませんでしたが、客観問題については、マンスリーで結構間違えていたのでまずいと思いました。

サピの授業ではAテキストの形式との事でしたが、授業中ではあまり取り上げず、Bテキストの記述がメインとのことで、それを見てるとそこそこかけているものの、テストを見ているとどうも客観問題や記述問題のそもそもの解き方が分かっていないようだったので、親としても一度どう教えればいいのかと思い、本屋で中学受験国語対策本をいくつか当たりました。

その結果、以下の4冊の本に書いてある事が自分に取って王道であろうと思い、腑に落ちたので、これらの本の考えをベースに勉強を進めています。

中学受験の国語の場合、詩などもありますが、基本は現代文の物語文、説明文、随筆の3パターン位です。中学受験の国語の読解では、読書をしているとか、文書書くのが好き、というのではなく、ただひたすら与えられた題材の文章の中から論理的思考でもって根拠を持って解答することができるか、という事のみが求められています。

客観問題はこれを選択肢の形式で、記述問題はこれを文章の形で解答することを求められていますが、いずれにせよ、素材の文章を論理的に読んで、設問に対して文章中の根拠を持って解答する事が出来るかがどれだけ精緻に出来るかにつきます。子供はどうしても感覚的に読んでしまうところがあるために、この「解答を文書内から根拠を探す」点を徹底させるために以下の本を読んでそのエッセンスに基づき指導しています。

基本、書いてある事は同じだと思いますが、アマゾンの書評など読み比べる、書店で手に取る等して自分が読みやすいもので理解すればいいかと思います。


はじめに読んだのはこの本でした。たまたま、「中学受験、国語」でググっていたところ、この著者の齋藤達也氏の国語の達人サイトにたどり着きました。ここに書いている事が納得いくと思っていたところ、書籍が出ている事を知って購入したものです。
このかたは、中学受験のコンサルタントもしているようで、
私立中学へ行こう
というサイトも作られています。

こちらのサイトを熟読すると、中学受験の国語で求められていることがよく分かるのではないでしょうか。

こちらは有名な早瀬律子さんの書かれた国語の読解に対する考え方の本、アプローチの方法は上記と同じですが、もっと受験に特化したアプローチとなっています。

こちらは、大学受験で有名な出口さんの現代文の読み方の小学生向けの理論編。中学受験では1−3まで計4冊あるようです。0の理論編しかよんでいません。

こちらは、上記3冊の内容をより細かくブレークダウンしてどうすればいいのかをまとめた本となっています。
手取り足取りという形で国語の問題に対してどう対処すればいいかが書かれています。子供にはこれを読ませています。

これらをベースにして、国語の問題を解く際には子供の思考プロセスが正しい方向に向かうように
1)文章の中身が正しく理解できているか
2)具体的には、説明文では文書構造、物語文では主人公、舞台、何が起こって、気持ちがどうなったのかが理解できているか。
3)設問のアプローチの仕方
あたりを毎回ではないですが、週末国語の問題を解く際に出来ているかを確認しています。

おかげで、一時期よりはかなり読解精度が上がったようです。

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コメント

  1. Kou より:

    Sapix受験応援パパさんへ

    こちらのブログを見て、すべての本を購入し読んでみました。
    全部、良かったですね。
    特に『答え探しの技で勝つ!国語を味方の教科にして受験を制覇しよう』(著者 早瀬律子)は国語が苦手なわが子に重宝しました。
    これは、中学受験の場合、まず親が読むべき本かもしれません。
    第一志望校は記述問題が多く、途方に暮れていましたが、先に自分がじっくり読んで「設問の解き方」テクニック[Ⅲ 記述式]に書いてあるとおりに娘に教え、SapixのBテキの宿題をやるときにそれを実行したところみるみるうちに解答力がついていきました。

    Bテキとこの本のお陰で不安だった国語を克服できたので合格できたと思ってます。
    本当にありがとうございました。

    • Sapix勉強応援パパ より:

      受験終了ですか。志望校合格おめでとうございます。
      お役に立てたようで良かったです。

      我が子はまだ2年ありますが、読解はだいぶまともになったのですが先の復習テストでは
      漢字を間違えて記述の点がなくなるというまだまだトホホな状態なので、これから実践を
      積んで頑張ってもらいたいと思います。