冬期講習終了後 ー連休

2月1日まで1ヶ月を切り、だんだんと導火線が短くなってきて親としてはジリジリと大丈夫なんだろうかと思う反面、子供の方はあっけらかんとしてまだ緊張感がないようです。

この連休中も冬期講習の復習、過去問の復習をしていますが、学校、塾がないため逆にダラダラする時間があるようでとても本番に向けて集中が高まっていないように思い気になります。私の方が自分で何とかならない分ストレスを感じ、体重が落ちてきています。

新しい事は塾でやる事以外は一切取り組まないと決めています。これまでやってきた事の繰り返しをする。過去問も第2志望以下のものは12月に一通り終えたので1月はひたすら第1志望の過去問の復習、SSの復習に終始して、やり切って悔いの残らない形にしようと思っています。子供的にはやった事の繰り返しなのでむしろ楽になってきているようです。雑な復習をしているので今日も丁寧にやれと指導しました。

備忘用に今やっている事を書いておきます。

1.算数
 - 過去問10年分は、11月までに1巡しました。12月から2巡目に入り、こないだ終わりました。志望校別サピックスオープンの問題も含めて3巡目を1月にやります。さすがに3回目ともなると問題そのものの解法を覚えてきていますが、解答用紙の使い方、時間配分、丁寧に数字を書く、という事を徹底させます。
 - SSについては、授業、授業の次の週までに直しをしていましたが、12月までに1回目から10回目の解き直しをしました。これから3回目に入ります。
 - 冬期講習は、10回分ありますが、正月特訓以外の時は午前中に直しをしており、積み残しを今やっています。一巡したら、もう1回回す感じでしょうか。これらは過去問、冬期講習が優先で後は時間との兼ね合いです。
 - 塾の小テストプリント、基礎トレで計算力や基本問題の処理力が落ちないようにしています。
 - 中学への算数を1日一問やって視点の違う問題や傾向の違う問題の対応をしています。
 - SSでは素点は上下しますが、順位はそんなにぶれなくなってきて安定しています。

2.国語
 - 冬期講習の直しをしています。終わったら、1月中にもう一度丁寧に直しをします。
 - 過去問10年分が12月までに終わっていますが、1月にもう一度丁寧に直しをします。
 - 後は、SS、土特、通常授業で勘が鈍らないように問題演習をして立ち位置を確認します。
 - 第2志望の過去問も数回分を終えて大丈夫そうなので2月1日以降に回しました。
 - 一番精神的な状態、文章の相性などの影響を受けるようです。

3.理科
 - コアプラスを一日50問くらい(15−20くらいの単元に分けた時の1セットというイメージです。)を毎日確認。
 - 4月からのマンスリーの問題を毎日読んで復習(主に知識、聞き方がメイン、計算系は出題傾向に併せて適宜選択)
 - 過去問、SSの復習をセットで
 - 冬期講習は翌日に直し、この連休で積み残しがなくなるので、1月中にもう1回回す。
 - 理科も過去問、SSをやって知らない知識を覚えて行くプロセスが進んだので秋より冬期講習の方が理科の成績は安定してきました。後は1月にこの知識の穴を埋め、どれだけ完成度を高めるかですね。

4.社会
 - 知識の総完成の地理、歴史、公民を1単元ずつ復習。直近のものと併せて読み込み、暗記。
 - 通常授業では用語の書き取りがあるので漢字書き取りの確認
 - SSの復習は、知識と記述の両方を見て論点漏れのないようにしています。後はマンスリーを復習に使っています。
 - 冬期講習は、理科同様で翌日に直してこれからもう1回回す。時事も同様です。
 - 2週間くらい前から記述や漢字の確認を冬期講習、過去問で行います。

算数も初見の問題が解けるのは地頭という話もありますが、特に中学受験の算数の問題は、難問や思考力系の問題であってもそれまでに類似の問題を取り組んだ経験がありそのあてはめをできるか、という事だと思っています。試験会場のあの短い制限時間では、解ける問題、解けない問題を瞬時に見極めこれまで解いた問題の中で使えそうな解法をあてはめ、後は高速で間違えないようにする処理能力を披露する場だと考えています。つまり、問題で虚をつかれるような出題でなければ、試験会場に入る前に勝負は決まっていると思っています。

理科と社会は更に知識の要因が大きく、思考力系の問題は確かに問題文を読んで意図をつかみ考える事が必要になりますが、それとて、これまでのサピで学習した最大公約数的な知識セットの知識をベースにして問題の意図をくみ取り、
期待される解答を書けるか、ということだと思います。知識問題はもっと単純に一問一答なので、正確に知っていれば終わり、です。試験直前まで詰め込めるかと。

国語だけは、問題文を読んで考える必要がありますが、答えるのに必要な要素は一般的な常識、創造力と本文中に素材があるので後は、それをどう解答に落とし込むのかの方法論がちゃんと適用できるかがポイントになります。試験で真の意味で頭を使うのは国語ではないかと思っています。算数は行くところまで行けば難問ですらパターン認識で問題処理が出来ますが、国語では無理なので、風邪などを引いて脳の出力が低下した形で受験することのないようにしてもらいたいところです。

学校と塾が始まると、通常生活に戻って詰めた勉強は出来ません。もう学力的にはそんなに上がりも下がりもせずに、この状態をキープしたまま試験に臨む事になるのではないかと思っています。秋の最初の頃と比べると学力も安定してきてボーダーは越えたのではないかと思うのですが、試験は水物なのと皆さん頑張っている中での1点を巡る競争なので油断は出来ません。
SSの順位変動は一定レンジに収まっており、これとテストの難易度に対する素点をベンチマークで見ています。その感覚からすると間に合ったと思っていますが、これに後どれだけ点数を積み増して安全マージンを増やせるかです。

後は、体調管理、精神状態を平常心で臨むということが出来るかという事になるかと思います。

埼玉県、千葉、関西の入試もそろそろ始まりますが、こちらは我が家の場合は確実な合格を取りに行く事にしました。
初戦を突破してはずみをつけたいところです。

コメント

  1. 5年生 より:

    いよいよ1月校の受験も始まるのですね。
    第一志望校と、第二、第三志望校でのウェイトの置き方、直前期の時間の使い方など、本当に参考になります。ありがたいです。
    ご子息は、地道な努力を厭わない素直なお子様なのだろうといつも感心しています。サピックス受験応援パパさんとの二人三脚素晴らしいです。
    努力は必ず、一番良い結果に繋がるはずです。
    どしっと構えて、くれぐれも体調にはご自愛ください。
    頑張ってください‼︎

    • Sapix勉強応援パパ より:

      ありがとうございます。地道な努力をコツコツ出来るタイプであれば6年春には安定した成績が取れていたのだと思います。毎日同じ事を行ってもちゃんとやらずに、今は、算数で字が汚い、雑な解答を書くので怒られています。子供も性格があり勉強に向いているタイプであればこんなに手間をかけなくて済むのにと思いつつ、日々叱咤激励して勉強をさせています。スキあらば手を抜こうとする性格ですが、もう20日足らずなのでできることを遣り切るのみです。
       私自身としては、勉強には終わりがあり、あるレベルに到達したらおしまいだと思っているのですが、子供は何度も同じところをグルグルしているようで、本当に歩留まりが悪いです。
       これまでの勉強、方法はいろいろ書いてきたのでご参考にしていただければ幸いです。この6割位の勉強でも素直に人の話を聞く子供なら結果が出ると思います。