国語てこ入れ ー続き(物語文)

明日は、復習テストです。社会と理科の暗記ものの確認、国語の知識と漢字は復習しました。理科の植物と社会でどれだけ出来るかを確認したいと思っています。

前回の続きで物語文について

  • 物語文と説明文はその構成が違っていますが、方法論は、前回紹介した本に出ているとおりとなります。
    国語てこ入れ
  • 物語文であっても文章に対して感情移入して読むのではなく、あくまで書いてある事の根拠に基づき、通常の人(小学生)が読んで想起される感情に基づいて解答し、自分の感性や解釈をいれずあくまで最大公約数的な合理的判断に基づいて感情表現を推測する事が大切となります。
  • 物語文の場合は、まず家で解き直しや入試過去問をやるときには、以下の事を確認しています。
     あらすじ、登場人物、時代、舞台設定(場所)、事件、心情変化、オチ
  • 登場人物、時代、場面(舞台設定)についてはすぐ分かると思います。その状況で何かが起こるわけです。大抵の場合は、前段階の仕込みとして主人公の現状や気分を提示する場面があり、関係者の人間関係など、舞台設定をした上で、何か事件が起こります。その事件が主人公にとって何か心情を大きく変化させるような事があるわけです。その後、またその気持ちを大きく変化させるようなイベントが起こり、大抵の場合、主人公の気づきにより成長したり、見方が変わったりするような話が多いです。
  • 通常の小説であれば、この事件から心情変化という部分は、必ずしも成長や友情を感じさせるものばかりではなく、もっとネガティブな感情やドロドロした話も多いと思います。暗い話の方が多いのではないでしょうか。他方、中学受験では、そこは複雑かつ繊細な心情把握を必要とする事はあるかもしれませんが、成長とかネガティブな気持ちが吹っ切れたというようなポジティブな方向になる道徳的な話になっているかと思います。また、そういうオチやテーマにならないと、学校としてどうなのと思われるのではないでしょうか。
  • このため、舞台設定、行動ー心情変化の部分について、まずは舞台設定のところで人間関係や、主人公や関係者の正確や行動を把握した上で、アクション毎に心情がどのように変化して行くのかを文章中の表現から根拠を持って探す事となります。ストレートに気持ちが書いてあると単純なのですが、説明文と異なり、比喩や天気や行動に暗喩されていることが多く、この辺りを精緻に読み取る必要があります。
  • メインのトリガーとなるイベントの前後で主人公の心情が大きく変わるため、そのところを正確に読み取れるかが大切です。「一言でいうとどんなテーマ?」というのが把握できるのかがポイントとなります。
  • 具体的には場面毎に 場面設定ーイベントー心情 がどう変化して行くかを追いかけて行き、メインのシーンで主人公が大きく変化した点が把握できていれば、読解としてはOKだと思います。
  • 客観問題としてありがちなのは、部分的な精読が出来ているかで場面毎の心情把握が出来ているか、比喩的表現が根拠を持って把握できているかを問うような設問です。ここは該当部分のシーンを精読して根拠を探すので説明文とアプローチは同じです。
  • 記述については、「ーーーがあって主人公はどう思ったのか」のような形式が多いかと思いますが、これは解答の型として「Aという状況にあって主人公はBと感じていたが、Cが起こって、Dと感じるようになった」というようなパターンになるので、まず、「一言で言うと、何が起こってどう変わったか」というC−>Dの流れを押さえて、後は前段の根拠となるようなA,Bを見つけて書くことになります。
  • 精神年齢の幼い男子に取って難しいのは複雑な感情表現や設定の部分ですが、まずは語彙を知らないと分からないものもあるので、物語文で出てくる感情表現の語彙をある程度覚える必要があります。繊細な小説など読むのが好きな人ならこうした感情表現を覚えるのも自然度読書で入ってくるのでしょうが、算数男子の場合は、そんなものには関心を示さないと思うので、こうした物語でも根拠を持って論理的に推察する事が出来て正しい答えがある程度絞り込めるというのを説明文と同じ論理的なアプローチでやってみせてあげるといいのではないでしょうか。
  • ただし物語文と異なり、完全にロジックのみでは説明できず、叙述の暗喩や比喩表現で主人公の気持ちを「合理的に推測する」要素が必要となりますが、それ以外は精読により根拠を文章中から探す事になります。
  • 難しいのは、複雑な心情変化をどう追いかけるかですが、頭の中だけで考えるのではなく、場面毎に心情がどう変化するを分析をするのがよいです。サピのテキストなら読解の助けになるようにこうした分析をしてくれているのでそうしたものを補助ツールとしつつ、読み方を確立して行くのがよいでしょう。
  • これは国語が得意な人は頭の中で自動的にやっているのですが、不得意な人はステップを踏んで一定の方法論で結論に達することを理解する事が大切かと思います。それで場数を踏んで行き、ある程度基本でお約束の場面について経験値を積むと主題が見抜けるようになります。大人と比べ子供は、圧倒的に人生経験が少ないので共感できなければ物語文の精読を通じて疑似体験として学んで行くのだと思います。
  • 我が子の場合も、単純な友情をテーマにするとか、学園ものは結構出来るのですが、同世代でない設定や時代や場面を変えられるとなかなか状況把握と心情変化について行けずに記述で大きく外す事があります。このため、今後は「型」を身につけることと、テーマに慣れる事を進めて行きたいと考えています。
  • 特に一つに割り切れないアンビバレントな気持ちの揺れや両面性を持った心情などまだまだなのでサピの授業を通じて経験値を積んでほしいと思っています。
     

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