受験勉強には終わりがある

明日は6年3月の組み分けです。理科と社会の秋以降のマンスリーを復習していますが、正直問題傾向が異なるのと、思考力重視なので理科社会については勉強してもそんなに変わらないのではないかと思っています。算数、国語についても同様ですが算数は日々の問題演習の中でなんとかなるかと思います。

こうしたことから5年のマンスリーや最近の授業のテキスト、入試の過去問をつらつらと眺めていたのですが、改めて中学受験は受験であり、明確な終わりとやるべき事がはっきりしていると思いましたので、その点について

中学受験のゴールは明確です、新6年の場合、11ヶ月を切った2月(千葉埼玉は1月ですが。)の希望校の入試日において、4教科合計で合格最低点を1点でも上回る点を取り、希望校に合格する事です。

中学受験の場合、浪人はないので基本、与えられている時間は同じとなります。また、中学受験の先に大学受験があるために、勉強としては算数、国語、理科、社会とその先の連続性はありますが、小学生が勉強する以上、その先の進んだ内容については教える事が出来ないという制限があり、受験に必要な知識セットはかなりはっきりとしています。

試験はペーパーテストですので、この知識セットをベースに一定の時間(30分〜60分程度)の時間で合格者平均程度の点数を確保する、というのが目標となります。つまり、テストにおいて満点を取る事は要求されていませんし、考える時間も無制限ではなく、限られた時間の中で必要な点数を習得する事が必要となります。志望校、科目によっても違いますが、だいたい65%-70%位の得点を取ればいい感じでしょうか。

これを前提の上で、まずは子供の志望校の過去問の時間と配点、各科目の難易度、出題形式を把握する事が必要となります。例えば、算数では思考系重視なのか、典型問のスピード勝負なのか、国語は選択のみか、漢字、知識の出題がでるのか、記述中重視か、理科、社会は問題が分野毎か、融合問題か、記述重視か、知識重視か、などになります。

それを確認した上で、Sapixのカリキュラムを確認します。これから夏までは半年間は5年時でやった事の復習と深堀のトレーニングとなります。これはどの学校を希望するにしても知識の再整理、問題のトレーニングとしては有効なのですが、秋以降の志望校別特訓も念頭におきつつ、自分の子供のどこの部分を強化していく事が必要なのか、という点を意識しながら進めていく事が必要です。

もちろん、「全部同じウエイトで塾で言われた事を全てやる」のはそれはそれで素晴らしいのですが、一般に知識、スピード重視と、実験やテーマに沿った問題解決という思考力重視問題は傾向が違います。マンスリーや組分けは、バランスを取った試験問題ですが、ある程度知識やスピードを重視せざるを得ない問題となっているため、思考力系はサピックスオープンで測定する、というように違いが出てくると思います。もちろん相関はありますが、テストのスコアを妄信してもいけません。授業についても一般的な想定であるためその中でどこにウエイトを置くのかは、親が認識しておく必要があります。

全てをやることを目指すよりも、今の復習の際に何をどこまで出来るようになればいいのかを明確に目標設定を行い、そこの到達目標と現状の差分をどうやって埋めていくのか、そのために不足な事は何でどうして行くといいのか、という事を普段の授業やマンスリーテストをベンチマークに進めていくのがいいのではないかと思います。

この1ヶ月ほどカリキュラムを見ていましたが、夏までで中堅校レベルに対応できる知識セットと演習は授業に出て復習や演習をちゃんとすればマスターできるように思います。理科は、もう少し入試問題は中堅校でも融合問題があったりするので難度をあげる必要があるかもしれませんが、算数、国語、社会は土特とマンスリーテストで経験を積めばそこそこまで行きそうです。

そこから先の難関校については、学校の傾向に併せた知識なのか、思考力なのかというカスタマイズが必要になります。最終到達ゴールは過去問で合格者平均を上回る程度、を目指せばいいので、そこに必要な事を知識なのか、解法力なのか、足りないものを淡々と身につけていくという事だと思います。

小学生なのでかなり体調やメンタルな部分が出てしまうのかとも思いますが、勉強について言えば、一旦あるレベル(これは志望校によって違うと思いますが。)に到達したらおしまいになります。要は受験日までにそこに到達できればOKですが、そこにどう到達するルートを取るかは子供の性格、気質、得意な分野について違いがあるかと思います。

また、勉強の仕方についても万人に当てはまるものは難しいので、暗記ものが得意で時間がかからない人はその分算数や国語をやればいいでしょうし、算数が出来てしまう人は理科社会を、配点を重視しながらウエイトをかえればいいかと思います。

といっても、こうした器用な事は子供には出来ないでしょうから、親がある程度ゴールイメージを持って現時点ではどの能力のどこの分野にウエイトを置いていくべきかを考えつつ勉強の内容を確認していく事が必要かと思います。

その観点からすると、テストの点数はいいにこした事はないですが、その内容を体系的に理解しているか、知識は正確にインプットされているか、定着はどうか、あたりを単なる順位、偏差値だけではなくて把握しておく必要があります。

どうしても点数や順位、偏差値に目が向いてしまいますが、そうではなくて単元に必要な考え方や知識がちゃんとインプットされていて定着しているか、テストでそのアウトプットがうまく行かなかったのはどこに原因があるのか、という点についてPDCAサイクルを回して穴を埋めることが今、重要な事だと思います。

残念ながら個人の能力には違いがあるので、人によっては中学入試レベルの算数や国語はもう現時点で入試レベルを越えてしまっている人もいるかと思います、そうした人は何もしなくても点数が取れてしまう天才、となりますが、見方をかると中学受験に必要な水準をクリアしてしまった人ということです。皆がそうした人だと辛いところですが、幸いな事に年齢縛りがあるため、そうした雲上人の数は限られています。

そうした人の数だけ定員は少なくなるものと割り切って、残りのシートに最終的「終わり」と言える域に到達するように残された11ヶ月の時間をどう使うか、という事だと思います。これを13が月後に到達した、というような状況が一番残念な状況なので、子供の性格にあわせてどこにピークを持っていけるのかはよく考えた方がいいのではないでしょうか。

難関校と言っても学校毎に特色があり、その試験で問われる内容や問題形式もかなり違います。もちろん学力があれば難関校総ナメも出来ると思いますが、こと試験に受かるという事について言えば、試験形式、傾向をよく分析した上で、そこに沿った勉強にウエイトを置き、全方位で無駄にリソースを消費しないようにする事が必要だと思います。学力がある事は必要ですが、「試験合格学力」というカスタマイズしていく事が最後は重要です。そうでないと、「試験合格学力」が分散してしまいいつまで経ってもゴールに到達する事ができません。

我が子の場合は、基本は大丈夫なのですが、知識の精度が十分ではありません。算数については制限時間のあるテストでの簡単な問題の取りこぼしが多い事、国語についてはスピード不足という面が課題です。暗記ものは幸いな事にそれほど苦にならないようなので、正確な知識の定着を目指しています。まずは、毎回のテストをベンチマークに75%の得点率をめざして夏までに抜け漏れをなくしていきたいと考えています。明日のテストは頑張ってもらいたいものです。

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