5年の総括 ー理科

算数に引き続き5年の総括で、理科編です。

理科は、5年時で受験に必要な全範囲を一巡しました。
入試問題とのギャップを考えると実は理科が一番レベル差が大きいような気もします。しかし、基礎的であっても全範囲が終わらない事には、その先の入試レベルの技術的な問題や、思考力系の問題には対応できないので、まずは一巡させたという感じだと思います。

1. 勉強法

  • 毎回の授業が終わったところで、翌日テキスト熟読、デイリーチェックの直し、コアプラスの直し、ポイントチェック。2日目は指定された問題を半分と、3日目は残りの問題、4日目は問題の復習とコアプラス暗記確認。コアプラスは、全範囲を4日間で4回回すという感じです。
  • マンスリー等の2週間前からテスト範囲の問題を復習。後半は基礎トレの範囲部分をコピーして解き直し。分野によっては、新小学校問題集の指定範囲の問題、入試問題の簡単な学校の基礎的な問題を補充用に。
  • 組み分け前や、夏休みの長い休みでは、過去のマンスリーの解き直し、基礎トレ、コアプラスを復習
  • 参考書は以前はズパピタがコンパクトで良いかと思っていたのですが、基礎固めという意味では裏技がおすすめです。夏休み、冬休みに範囲を決めて授業の復習がてら1単元ずつ読ませました。サピのテキストもよくできていますが、あの体裁と細かすぎて重要なところと枝葉の部分の区別がつきにくいので新単元に入る1日目、復習時に利用しました。なお、サピのポイントチェックは非常に良くまとまった授業ノートだと思います。こちらは初日に特に知識ものは答えを確認して埋めさせてました。

 

2. 結果

  • 分野による得手不得手があるのか、90点以上取れたときもあれば、偏差値50を切る事もありました。知識の単純暗記ですむものは、覚えてしまえばおしまいで総じてよかったのですが、それでも植物、人体でひねった設問で点を落とす事がありました。
  • 思考力系の問題は、考える前に知識で解こうとしすぎて点数が総じて悪かったです。理科的なセンスがある、理科好きサイエンス少年であれば難なく出来るところなのでしょうが、残念ながらある特定分野のみは好きだけど、といって極めて出来る訳でもないので、理科についてはまだまだこれからという感じでした。
  • コアプラスについては、植物の膨大な分類、記憶のところは出来が悪かったですがそれ以外の知識分野はちゃんと覚えているようでした。中学受験の場合、物理、化学でも理論は限界があるため、ある程度知識、現象理解の暗記が多いです。このため5年時は知識を固めて基本的な計算の考え方が分かればいいかとある程度割り切りました。6年の演習で、入試典型問題と思考力系を鍛えてもらえればと思っています。

3. 分野毎のコメント

1)生物

  • 植物は、分類して覚える項目が多いため植物の名称や形、特徴等も含めた暗記が多い分野でした。コアプラスでも2,3度繰り返し出てきていましたが、分類整理して頭の中に入っていないようなのでこの辺り、最低何だけ覚えておけばできるのか、という差分に注目して整理していく事が大切ではないかと思います。6年はじめはまた植物なのでその辺りを気をつけてやってもらいたいと思います。
  • 動物、昆虫は比較的情報量少ないですが、入試的には何が出てくるか予想できないと思います。類推力を養うという事でしょうか。人体は項目もはっきりしているのでちゃんと理解して暗記できているようでした。

2)地学

  • 天気と岩石、川のあたりはちゃんと理解できていました。海風、陸風が初め出来ていませんでしたが何度もテストで出ていたのでできるようになりました。太陽、月、星は、基本問題はできるのですがひねった設定だといつも点数を落としているので、頭の中で太陽、月、星を動かして2次元に落として考えるというところの原理がまだ出来ていないようです。問題をたくさん解いてもだめで、仕組みを考えて演繹できるトレーニングが必要です。6年でも何回も出てくるようなのでそこで研鑽してもらいたいと思います。

3)化学

  • 燃焼、状態変化、溶液の性質、気体はほとんど暗記です。中和も計算以外は液性を含めて典型的な溶液を覚えてしまえばいいので、そこはちゃんと出来ていました。他方、状態変化やクーラーの仕組み等、いかにも常識や思考力を働かせる問題は弱いようです。中和計算も基本は出来ますが、グラフの変化や、溶解度の複雑な問題はまだ修練不足でした。

4)物理

  • 磁石、電磁石は大丈夫でした。電気回路は目に見えないせいか、理解が不十分なようです。他方、てこ、滑車、浮力、バネ、振り子は目に見えるのでイメージしやすいのか、面倒な計算もちゃんとできるようです。光や音は基本は出来ていますが、現象と絡めた問題がこの分野は色々出来るのでその辺りはこれからといったところかと思います。
  • 理科の場合は、物理化学生物地学といってもその中で単元が分かれており比較的独立しているので、過去のテストを振りかえり苦手分野があるような場合はそのところだけを集中的にトレーニングすると穴が埋まると思います。不得意な場合は知識に起因する場合と、根本的な原理原則の理解不足があるので、原因を峻別した対応が必要です。先の裏技を熟読してテキストの基本問題、新小学校問題集の基本的な問題で慣れることが良いかと思います。
  • 入試問題は、典型的な問題を出すところと最近の惑星探査や地震、気候等の旬のネタを使って思考力を見るというように傾向が違うので基礎を固めたら後はどちらの対応力を上げていくかは志望校次第という気もします。

4.6年生の方針

  • 理解が不十分な所については夏までに一旦穴を埋める。
  • 知識必要なものについては繰り返し完璧にする。植物、昆虫はこの時点では深追いしない。
  • 計算問題は、基本的な考え方を定着した上で難問であっても分解すれば出来る事をマスターする
  • 実際の現象をネタにした問題については、背景知識がある方が楽な事を踏まえつつ、「理科的な思考力」でどうアプローチするか、という方法論を学ぶ。後は出来ない問題は皆できないとの割り切りを持つ。
  • 算数ほど反復練習しなくても一旦分かれば後は出来るようになると思うので、まずは確実な理解という事かと思っています。

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