算数の定着について

マンスリー対策で先月はかなりしっかり算数の対策をしましたが、結果は分かってはいるもののミスが多く点数に結びついていませんでした。

理解している事と、解ける事、テストで点数が取れる事にはギャップがあり、頭で分かっていても無条件で手が動くようにならないと点数には結びつかないという事だと思います。

それで組み分けもあるし、ちょっと方針を変えてみる事にしました。

算数については、問題が解けるようになるにはいくつかの段階があると思っています。

新しい単元で、まず、新しい概念を学び、基本問題の演習を通じて用語や概念を式、図形、計算に落とす。まずはその扱いに慣れる段階。
次に、若干の応用の要素が入った問題を通じてその概念や計算、処理方法に慣れる段階。
だいたい、授業ではこのレベルをデイリーサポートでやるという認識です。

ここで自宅で復習をすると「解き方については分かる」という段階になります。
更にそれを「定着する」プロセスが必要となります。これには、家での反復演習が必要となります。
どれくらいの量をこなせば身に付くかは子供の算数の能力に応じて違うかと思いますが、Sapixの保護者会でも算数に50%のウエイトをかけるように言われているように、算数はこの反復定着のプロセスが大切となります。

それで約1ヶ月を経てマンスリー、復習テスト、組み分け等のテストに取り組む事になるのですが、星2つくらいまでの問題を完璧に取りきれれば90-100点程度は取れと思います。それ以上はテストの方がテキストより難しいので更なる勉強をしないと取れません。

我が子の場合、だいたい100点位のところを突き抜けていません。解き方は分かるんだけど、ミスをした、時間がなかった、ということなので、処理力、トレーニング不足が原因です。他方で、後半の問題もベストトライはしていますが、やった問題の半分くらいしか得点になっていません。

この対応策として

1)反復練習を繰り返して取れるところは確実に取れるように処理力をあげる
2)難しい問題も解けるようにして、簡単なところの取りこぼしもまあ目をつぶる。
3)その単元でマスターすべき項目がマスターできていればよしとする。

という考え方あるかと思います。今は5年なので3)でもいいかと当初は思っていたのですが、最近の母集団の頑張り具合と、やはり算数でこけると6年生でリカバリーするのが難しいと思い、最近は1)の戦略を取っていたところです。

ただ、我が子の場合、同じ事を繰り返すのは飽きてしまうのと、家では真剣に出来ないタイプなので、Sapixでのデイリーチェック、基礎力定着テストで頑張るように、実戦形式でどこまで取りきれるかが大事と指示を出していました。

それで真剣に解くと記憶に残るので、そのとき直しをすれば歩留まりはいいかと思っていた訳です。ただ、そもそも基礎力定着テストに間に合わないため十分な時間が取れず、デイリーチェックもイマイチな結果なのでこの辺りは習熟不足なのではないかと思っていました。

テストでは簡単なところで問題の読み違いをし、難しい問題5、6、7に手を出して30%位の得点をとりはするものの、それが故に前半の取りこぼしがあり1−4の正解率が下がる状態になっています。

もちろん、簡単な所の取りこぼしがなく、かつ難しい問題も出来るにこした事はないです。また実際の入試の事を考えると、皆が出来る問題は確実に、出来ない問題は出来なくてもいい、はずなのですが、5年のマンスリーの後半の問題は5年生にとっては難しくても6年生に取っては入試基本問題というレベルなのでこの段階で捨ててしまうのもどうかと思っています。

従って、現状のそれなりに反復を繰り返しつつも、難しい問題もやる、という基本ラインは我が子の場合の戦略としてはそんなに間違っていないと思います。

他方、これまでの自分の経験を踏まえると新しいコンセプトを学んで1ヶ月で応用レベルまでもっていくのはなかなか難しいのではないか思います。特にSapixのテストでは、授業でやった問題よりも難しい問題がテストに出て、そこで思考力を問うことになるので、やった問題はこなせても、なかなかそこまでレベルをあげるのは難しいところです。

割り切って復習に徹するのもありですが、そもそも1ヶ月位のトレーニングではテキスト以上の難度の問題は、出来ないのが当たり前ではないかと思うようになりました。

そのとき出来なくても、サピのカリキュラムでは、算数については組み分けテスト、基礎力定着テスト、基礎トレと習った単元を少し遅れたタイミングで何回か復習するタイミングがあります。また、習ってすぐの1、2ヶ月は出来ないのだけれども、3ヶ月くらいしたら頭の中で熟成してその後、同じ単元のことはやっていないのだけど、何故だか出来なかった問題がスラスラと解けたりする事があります。

そうした意味で、マンスリーの時に間に合わなくても、3ヶ月位の熟成期間を経て出来るようになる事も期待されます。(もちろん、すっかり忘れてしまうリスクもありますが。)

逆に言うと、1ヶ月ではそのレベルに到達しないのであれば、先取りして基本事項を押さえておけばいいという考え方になります。Sapixの場合は、完全復習主義なので、当日にならないと何を具体的にやるのかは見えませんが、カリキュラム自体は分かるのでテキストによらずとも他の本(予習シリーズとか)で基本問題を先にやっておけば、授業で理解が深まるのではないかと思いました。

特にこれからは割合、比、平面図形と中学入試の算数の花形の分野が出てくるのでここでこけると大変な事になるかと思っています。基本事項について基本問題等を通じて導入部分をどんどん進めて、Sapixの授業を通じて問題演習を進めるのが効率が良さそうに思います。

ちょうどBasicを夏休みの宿題となっていたので買って見てみましたが、Basicは基本問題の解説がしっかりとしていて、基礎固めに向いていると思うので、とりあえずこれを比のところまで進めるのが良さそうだ思いました。

授業の復習に加えて予習が加わる事になるので大変かもしれませんが、割合も比もはじめのところはひどく簡単です。割合だと食塩水、比だと図形や文章題への適用が抽象的で難しいところなので、そこの部分を丁寧にして後はさらっとやれるのではないかと思っています。

いずれにせよ、概念が使いこなせるようになるには習ってからしばらくリードタイムが必要であり、その期間を取っておき、マンスリーまでにレベルをあげていくというのが良さそうです。

理科、社会も同様なところがありますが、これは暗記の要素がある点と、4年生でだいたいの分野を一通り触っているので抵抗が少ないのだと思います。

算数の場合、特に5年のカリキュラムは新しい事が次々と出てくるのでそれをマスターするのに一苦労ということだと思ったので、マンスリー等で算数の得点をあげるにはともかく慣れるための演習として、繰り返すか、先取りするか、のいずれかで進めていくという事かと思います。

この辺りは子供のタイプにもよると思うのですが、我が子の場合は繰り返してミスをなくするよりもどんどん進んで難易度をあげていくうちに簡単な問題が勝手にできるようになるタイプなのではないかと思うので、ちょっとこれで7月試してみたいと思います。

さてどうなることやら。

2 thoughts on “算数の定着について

  1. モミジパパ

    こんにちは、いつも拝見させてもらってます。

    ところで、算数デイリーの思考力と、復習の入試と思考力はどうされてます?
    入試が結構難しい時があり、時間がかかるのでやるかどうか迷ってます。

    返信
    1. Sapix勉強応援パパ 投稿作成者

      思考力はやってません。本当は本人が好きで考えてくれるといいのですが、そこまでまだ算数Loveではないようです。入試については、マンスリー前などに演習価値がありそうな問題については選んでやっているという感じです。

       マンスリー、組み分けの試験は中堅校の入試問題ともまたちょっと傾向が違っており将来の御三家を念頭においたややパズル的要素の強い思考力問題となっています。
       実際の御三家の過去問を見ると分かりますが、そのテイストを認識しつつただ、5年生の現時点ではできないためにそのエッセンスを取り込んだ内容となっています。マンスリーや組み分けのやや難しめの要素の問題にも随所にそうした考え方をうががう事ができます。
       いわゆるSapixが「好きそうな問題」です。この辺はテストの解き直しや間違え直しで出来れば現時点では良いかと思っています。
       これも広義の試験問題の解き方の知識、パターンの一つではないかと思います。3年生、4年生の算数の問題に特にこの傾向が強かったように思います。
       この辺りがノーヒントで出来る子供は算数が得意で頭が柔らかいという事だと思いますが、我が子はまだその前段階かと。

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