本「中学受験を成功させる算数の戦略的学習法」

前回の続きで表題の本を読んでみました。

 

合格体験記で有名なエール出版社の本で昔、大学受験の合格体験記を読んだ記憶がよみがえりました。

筆者は、プロ家庭教師で大手塾の算数講師を経ています。プレジデントファミリーでも記事を書いており、メルマガも出しいます。

下記が筆者のサイトとなります。
中学受験の戦略

算数の勉強方法について細かな方法論を提示している点が本書の特徴です。

具体的には、
ー計算力のところでは計算をいかに省力化して進めるかの事例が示されています。
ー「算数クッキー」というタイトルで解けなかった問題をコピーしてクッキー缶に入れておいて時間を置いて復習という提案がなされています。
ー10分テストでの集中力強化、弱点発見
ーメモの取り方、途中経過の残し方
ー勉強をする時期とタイミング、量から質への切り替えのタイミング
ー理解を深めるには予習中心がおすすめ
ー解答の精読で知識強化
ー塾と過去問、模試の利用法
ー1週間の持ち時間
ー教材の評価

また
過去問の下りでは、
ー時間を8割程度にして臨場感をあげる
ー合格平均点を満点と思い、テストそのものを満点を目指さない
ー過去問で良い点をとることを過剰評価しない。
ー早めに1年分解いて勉強の方向性を決める

1週間の持ち時間については、制約条件から考えると短いことが示されています。
ー1週間は 168時間
ー睡眠等の生活で 100時間
ー学校で      60時間
ー塾(通学含め)  24時間
ー残りが勉強時間  16時間

つまり、1週間で16時間しか自宅で勉強に充てる時間がない。

特筆すべきは、教材の評価及び使うべきタイミングです。
ー時期別、レベル別に教材の使い方、投入時期が示されています。
ー予習シリーズ、中学への数学、応用自在、プラスワン問題集 等

読むと「なるほど」と腑に落ちるところがあります。また時期、教材を使うタイミング、理解度レベル感というのが示されていて受験というゴールを見据えた算数の全体のロードマップが分かります。

Sapixの場合、こうした方法論のいくつは既にカリキュラムの中に組み込まれているように思います。ただ、塾はあくまで塾なので塾で勉強の中身を理解したとしても実際に本人が使いこなせるようにならないと意味がないのでそのギャップを埋めるために家での学習において、どのレベルでどの程度の勉強をすればいいのか、という具体のイメージ、また技術/方法論としてどんな点に気をつければいいのか、といくつかの気づきが得られるかと思います。

もちろん、Sapixの授業もあり、そもそもSapixが算数のウエイトがHeavyな塾なのでこのまま書いてある事を適用仕様としても難しいと思いますので、アレンジが必要だと思います。このあたり、子供のレベルを見つつアレンジするのが良いのではないでしょうか。

私も読んでみて、既に同様な事を実践していたものもありますが、良いヒントが得られたので実際に実践してみたいと思います。

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