国語の読解問題解き直しについて

復習テストの小説のところのできがイマイチで、問題用紙も線など引いていなくて選択問題も吟味の痕跡が見られなかったので、また勘で解いているのではないかと思い、読解問題の解き直しを時間をかけてやりました。

国語については以前読解力強化の記事を書きましたが、今回は問題についてどのような復習をしているか書きましたので参考になれば。

国語読解力強化本

以前も書きましたが、国語読解力強化本としては以下が良い本だと思います。

1日10分の「音読」で国語の成績は必ず上がる!

受験国語の読解テクニック 親ナビつき (シグマベスト)

受験国語の読解テクニック 実戦問題集 (シグマベスト)

我が家では、この「受験国語の読解テクニック本」を2度ほど読ませて、合わせて「受験国語の読解テクニック実践問題集」を読みながら一日一つ一時期やらせてました。

合わせて、週に1、2回国語の入試問題の過去問の読解を練習問題がてらやらせていました。

5年になってから週3ということもあり、国語の読解に対する対応がおろそかになっていたようで、ここに書かれている正しい手続きに則って問題を解いていないようだったので、今回の復習テストの小説の問題を題材にしながら復習しました。

1.手順

 1)問題文を線を引きながら読ませる。
 2)問題文を伏せて、口頭でどのような話だったかを聞く
    小説の場合は、
     ー主人公はどんな人、舞台(時代、年齢、設定、場所)
     ー何が起こったのかシーン毎で展開を説明して、そのときのトリガーになるイベントは何で、どう気持ちが変わったのか。
     ー全体を通じて何がキーイベントでその前後で気持ちがどう変わったのかあたりを質問しながら答えてもらいます。
  
    解説文の場合は
     ーテーマは何? 何の説明
     ーどんな展開での説明をしているの?
     ー一番重要なのは何、それをどんなストーリーで説明しているの?
    を聞きます。
  
 説明ぶりでだいたい問題文が理解できているのかどうかが分かります。また、大人に対して自分の言葉で要約して説明する練習にもなります。
 これ自体はテレビのアニメを見ていようが、ニュースを見ていようが、アニメのこの人は、「なんでこんな事をして、何をしたかったの?」、ニュースでは「これはどういうことで、どんな意味があるの?」と質問するのでも同じだと思いますが、国語の読解問題の場合は入試問題である以上、主題と問題の題材となる要素があるので起承転結やオチがある(はずなので)こうした質問がしやすいと思います。

 3)設問について
   ー語彙 ー 知らなければ覚えるまで
   ー抜き出し問題 ー 該当箇所にあたりをつけさせて根拠を探させる。一番シンプルな設問

   ー選択問題 ー まず、選択肢が長くなっているのが多いので、前後に分けて、前段、後段が正しいかどうかを吟味、その時点で明らかに違う選択肢は抹消。
         ー 2択くらいまでは普通しぼれるので、そこからどちらが正しいか「根拠」を探させる。
         ー 線を引いて考えさせる。
         ー 該当箇所の前後を熟読させてこちらの方がより正しい、と説明できたら選択、
         ー 解答を確認して考え方について解説を読んで確認
         ー 間違えた場合は、判断を謝った理由、どこに着目すればたどり着けたかを青色で書く。
      ー部分についての読解と主題の読解は違いますが、主題は先ほどのテーマが分かっていれば選べます。
       主題を選ぶ問題は、選択肢が一見正しく見えて悩ましいのですが、主題を正しくなぞった内容のものが正解になります。それで問8は選べるのですが、この暗喩には精神年齢の低い我が子はついていけてませんでしたが、ロジックだけでも何とかなったと思います。

   ー記述 ー まず形式的にはめ込むべき日本語の形を確認 「ーーーというのはーーーだから」
       ー 線を引いた根拠となる部分のキーワードを引っ張ってくる
       ー 文書のドラフト作成
       ー 意味が通るように日本語を構成
       ー これが自分のベストアンサーと思ったら解答を見てズレを補正

    大人でも他人に分かる文章を書くときやまとまった内容のレポートを書く際には、ドラフとしてキーワードを
アウトラインしてから文章を作成するので、子供も本来はその手続きを踏まないといけないのですが、試験や時間が短いと十分にその検討する時間がないようです。従って、こうした機会を利用して十分な時間を書けて検討して完成度の高い文章を練る練習は続けた方がいいと思います。試験だと、どうしても制限時間があるので手早く7割型の完成度で仕上げる必要がありますが、そのためにも納得のいく記述を書くことは必要です。

2.コメント
   ーサピの授業で毎回これをやると2時間くらいつきっきりになり、親としては大変なので、最近はやっていませんでした。読解については、客観問題の方がDistractorが入っていて引っかけにどう対処するか、など実践的な要素があるのですが、小説については、根拠を追わずに「勘」で読んでしまうのに戻っているようだったのであたらめて確認しました。

   ー問題自体は、「勘」で読むと引っかかるような選択問題があるため、これに惑わされずに読み切るためには、
語彙に対する豊富な知識と感性、ロジックで問題文に引きずられずに根拠を求める読み方、の2つができるとクロスチェックが出来て確度の高い解答が出来ます。現在はそのどちらかに長けていれば間違えないと思います。例えば感受性の高い女の子は前者、ロジックの強い男の子は後者という感じでしょうか。難関入試レベルになると、そのどちらかだけに頼ると間違えるような内容になると思うので、言葉に対する感性を磨く事と、ロジックを磨く事を両建てて進めていく必要があろうかと思います。

   ーなお、記述については、サピのB問題がそのための演習そのものだと思いますが、それ以前の「正しく読む」ことをまずは徹底させる必要があると思っています。読む訓練は上述の口頭試問か悩ましい選択問題のある入試問題をやるのが効果的だと思っています。
   ー記述については、
     1)正しい要求された形式で日本語の型を作る
     2)そこに、根拠となるキーワードを持ってくる
     3)論理的整合性を持った形で文章を構成
     4)表現等の調整
という手順を踏む事になりますが、2)の要素を取りこぼしていたり3)のところがまだまだだったりしてテストで点数に結びけることは難しいと思います。
 他方、時間制限なしで自分のベストの答案を作成して模範解答とのずれを認識する事で次第に「正しい型」が身に付いてくるかと思います。ただ、模範解答は4)も含めて大人レベルで完成度が高いものなので、子供目線で正しい文章としては、2)で8割方、3)で8割方を目指すくらいではないかと思います。
 この辺りは、精神年齢や蓄積されている語彙や抽象度の高い文章の読書量などもあり、これから2年間でまだまだ成長が見込めるところだと思うので短期的なところで慌てずに、上滑りすることのない、正しい手順を踏んだ読解スキルの習熟を目指す事ではないかと思います。

 

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