今回の試験範囲の単元毎の濃淡について

今、復習テストに向けて各科目の復習をさせていますが、各科目毎にウエイトの濃淡があるばかりではなく、試験範囲の単元毎に濃淡があると思いましたので、復習テストに限らず、受験という視野も含めてコメントしておきます。

今回、小5の試験範囲としては1回目から6回目の授業内容となっているのですが、塾のカリキュラムの構造上、5年生の1年間で算数については中学受験に必要な全範囲、理科も全範囲、社会は公民、時事問題を除いた地理と歴史を回す事になります。

算数で言えば、通常の授業と春、夏、冬の講習合わせて58回の授業で回す事になり、理科と社会については49回となっています。国語も同程度ですが、知識分野を除き範囲がはっきりしないので割愛します。

算数や理科、社会については毎回の単元で扱うテーマが決まっており例えば算数で言えば平面図形、倍数、約数、小数、分数が今回の範囲となります。理科も化学分野と植物分野、地理は工業地帯と貿易という感じです。

カリキュラム的には5年で全範囲を回す必要があり、毎回の授業時間とそのテキストのフォーマットは決まっているために授業としては同じように進められることになりますが、単元毎にその難易度、重要性が異なるためにこの辺りはメリハリを付けて勉強する必要があります。

例えば、今回で言えば

1.算数
  1)平面図形 ー 面積問題はアプローチの仕方のパターンが重要
  2)円絡み  ー 計算量が多いので手際よくやる必要があり。
  3)約数/倍数 ー 基本問題は簡単だが、応用問題は知らないと??というのもあるので
           一通りマスターする必要がある。難しい応用問題も作れるが、これもその基本をマスターすれば
            いい。
  4)小数、分数 ー 特殊な問題のいくつかについて留意が必要だけどさほど難しくはない。

  という感じです。基礎力定着テストの問題、デイリーチェックも眺めてみましたが各回毎に難易度、計算量も含めた処理量がかなり違う印象を受けました。
  円がらみの問題は結構計算ボリュームが多いので大変ですが、表側の問題も丁寧にこなす必要があるかと思います。他方、約数、倍数の問題は前半は基本問題なので、後半のやや難の問題のアプローチについて把握しておく必要があります。入試問題では、ライトとか電車の問題とか設定を複雑にして一見、公倍数の問題とは分かりにくくして出題したりしていると思います。

  この辺りの単元のメリハリをつけて何が重要なのかを意識して復習する事が大切かと思います。

2.理科
  1)化学 ー 二酸化炭素、酸素、ろうそく、蒸し焼き
     ー あまり覚える事がなく現象を理解していればいい。中学、高校で化学式とか定量計算できるようになると難易度が増しますが、現時点では現象理解とその説明ができればいい。

  2)植物 ー 有胚乳、無胚乳の区別、単子葉、双子葉の分類
         蒸散作用、光合成
     ー それぞれの単元がボリュームがあります。しかも分類して正しく理解した上で覚える必要があります。
       化学の2倍以上の労力がいるのではないでしょうか。光合成、蒸散のところは超重要なので、試験を離れて
       も中学受験ではマスター必須かと。化学分野も当然覚えていないといけませんが、覚える細かさがかなり
       違います。中学受験の理科は概して植物と生物が他分野より相当情報量が多くて細かいです。

3.社会
  1)工業地帯 ー3大工業地帯、新しい工業地帯、問題点
      ー前の2つは必須、最後のはそんなに情報量がありません。読み流してもいいくらいかと。
       余談ですが、自分の学生時代と比べて世の変化を感じました。
  2)貿易 ー かなり情報量があります。何を理解しておくべきかを明確にする必要があります。
       これも、余談ですが、中国、APEC諸国の台頭を実感して面白いなぁと。貿易摩擦のリアリティはきっとないんじゃないかと。円高、円安も子供にはピンと来なくてきっと逆に答えると思います。
  3)世界の国々 ー 割と常識的。知ってればスルーで。
    
 ヤマをかける訳ではないですが、各回毎の項目の重要性と覚えておくべき項目の濃淡が激しいと思いました。

 「覚えるべき項目」も順位を覚えるのか、数量の規模感を覚えるのか、区別できるようになっていればいいのか、という点は悩ましいですが、サピの復習テストで言えば問題に出題された形式レベルであり、入試で言えば、その特徴を識別するに必要最小限な情報(上位3位の区別とか、識別に必要な特徴的な項目)となります。この授業テキストレベルだと情報が細かすぎるので、ここまで一旦勉強して頭の中で再結晶化?させて重要なところだけ押さえておくという事だと思います。そのための資料がコアプラスですが、これと地図帳、統計データ集で押さえていくという感じでしょうか。

  この辺り、何がポイントで何を覚えなくていいかを判断して、重要なところだけを押さえて覚えるのが「理想的な中学受験生」ですが、始めからそんなことは出来ないので、経験を通じて自分の中で覚えるべきポイントや何が重要かを見抜く能力を養ってもらえると良いかと思います。
 ただ、同じウエイトでメリハリなく勉強させても意味がないと思い、コメントしました。

 こうした毎回ペースの決まった一次元的な情報提供の方式を自分で咀嚼してメリハリを付けて自分の頭の中に体系づけて整理してもらえるといいのですが、こればかりは自分でやってもらうしかないですね。。。見てるともどかしいのですが、あんまり口出しして押し付けても仕方ないので。。。きっと受験生になったら出来ると思うのですが、今は目の前の来た球を全力でフルスイングしていくという感じで頑張ってもらいたいと思います。

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