社会の勉強法

あけましておめでとうございます。

2015年となりましたが、2年後の2017年2月まで後、800日強。一日平均4時間勉強して3200時間、5時間で4000時間程度の時間しか実は残されていません。

さて、新小5の組み分け試験が成人の日に予定されています。12月のSapixの授業が終わったところから冬期講習までの間に時間があるので、4年時のSapixの復習をやらせています。

算数、国語、理科、社会それぞれの科目で4年時と入試要求水準との比較での到達水準や勉強方法は異なっており、勉強も短期的なマンスリーテストや組み分け試験対応だけでなく、最終的なゴールである志望校で合格基準点を越えるために必要な点数をクリアできるかどうかを見据えつつ、勉強を進めていく必要があります。

それを踏まえて、社会についての勉強法について一般論と現在の実践について今日は書きたいと思います。

1.一般論
 中学受験における社会は、地理、歴史、公民、時事問題となっており、そのウエイトは地理40%、歴史40%、公民20%程度とされているようです。地理、歴史については世界地理、世界史は範囲ではなくもっぱら日本の地理(ただ一部世界地理も含まれるようです。)に日本史が範囲となります。公民では国連等の機関や現代の世界情勢等の関係で知らないといけない事があるようです。

 必要な中学受験の知識セットについては、各参考書や要点まとめなどを見れば分かりますのでここでは個別内容ついては書きませんが総論でいえば、地理は、まず地形、地名等の自然条件を頭の中に構築し、そこに農業、工業、三次産業等の情報を載せます。その上で統計や色々な聞き方に対して縦横で情報を引き出す、組み合わせる事ができるか、ということが問われます。歴史については、基本的には縦の大きな流れに各出来事と年表、登場人物を貼付ける。公民については、各項目について覚えるべき情報量が少ないので概念を整理した上でそれを把握する、その上で時事問題をその概念上に配置する事ができるか、という事が問われています。

 以上を踏まえた上で、何が必要とされるのかですが、割り切って言ってしまえば社会の場合は7割方がその知識の正確な暗記となります。その正確な知識のもとにそれをどう組み合わせるかですが、その組み合わせについては理科や算数のように何らかの原理原則で演繹を必要とするものではなく、単に知識を必要な条件のもとで再構成する事が出来るかという事になります。
 
 つまり、社会についてはいかに知識を正確に頭の中に入れて動かせるようになるかがポイントとなります。こうした能力は、大学入試における社会、将来の資格試験等の大量な暗記においても同様な能力が要求されることとなります。一定の整理学に基づいて個別知識を貼付けていく事が社会の要諦となります。

 その上で後は大量な情報をどう暗記していくかがポイントとなります。加えて社会の場合は地名や人名を漢字で書く事が出来る点が特に中学受験においては重要となります。

2.現時点での対応
 
 社会については、正確な暗記が必要という事になりますが、これを地理に適用するとどうなるかです。地理の場合は、2次元の地理情報に対して、山、川、平地などの情報を載せてその上で農業、2次産業、3次産業の情報を載せることになります。

 授業の進行もこのとおりとなっていますが、まずは基本となる自然条件の情報について北は北海道、南は沖縄まで順に覚えていきます。
 次に農業について米、野菜、果物等の特徴と産地等の情報をおさえつつ、暗記した上で、再び地域毎に産地を確認、2次産業についても、自動車や鉄鋼などの立地条件や統計情報を押さえた上で、再び地域毎に工業地帯を確認、と言う具合に地域ー産業、地域ー産業と縦横で繰り返していきます。

 この知識の要求水準については、コアプラスや入試の要点まとめなどを見れば出ているのでその域まで理解及び暗記が出来るようになっているかが重要です。

 一旦、ここまで覚えてしまえば後は問題演習をしてどういう聞かれ方をしてもその知識の引き出しから取り出せるようになっていればよく、また抜けているところ、弱いところがあればそれを補充していくというメンテナンスモードに入る事になります。

 ただ、いずれにせよ暗記ものなので始めに体系的に整理して暗記するというイニシャルコストが非常に高い作業なのでこれを出来る限り早い時期に行う事が大切だと思います。覚えてしまえさえすれば、記憶を再確認するのにそんなにコストはかからず後は忘れない程度の頻度で反復をすることになります。
 
 サピックスのカリキュラムはこと地理に関しては、1年半あまりかけてこれを自然条件、一次産業、二次産業、その他(交通他)を1巡した上で5年時からその繰り返しで2周り程回すカリキュラムで定着を図っています。これは、5年時から入る生徒対応という事だと思いますが、4年からSapixに入れば、2巡することになるのでその間に抜けている知識を補い、各地域毎に頭の中で地図を動かす事が出来るか、関連知識について連想して言えるか、漢字も書けるか、を確認していけばいい事になります。
 
 最終的には要点まとめにでてくる情報を隅々まで暗記する事になりますがそれをいつやるか、という話になります。

 歴史についてはもっと直線的ですが、カリキュラム上は5年秋からとなっており、情報量を考えると5年の始めからやった方がいいのではないかとも思うのですが、上記5年から入塾する生徒もいる事を踏まえるとそれぞれの大人の事情で仕方ないということでしょうか。

3.具体の対応
 
 入試レベルで必要とされる地理の知識は通常授業の知識をぐっと濃縮したものになりますが、個別各論を押さえていく際にはその周辺情報も踏まえて理解していくのがいいかと思います。

 その上で、地名や事象、産業の特徴を頭に入れつつ、それを用語等についてはテキストの問題演習で聞かれ方を確認しつつ、暗記する。2次元情報については、地図帳だと情報が多すぎるので、白地図や整理された要点まとめなどを眺めつつ、各テーマ毎に押さえていくというところでしょうか。

 これいついても覚えていく過程はいろいろ面倒ですが、覚えてしまうと最終的に要求される知識セットは決まっているので、その到達水準にいつ到達するかだと思います。ひねりもなく、要は覚えるべき事を早い段階で覚えればおしまいで、余り細かい事を覚えても入試まで持ち越せないので、要求される知識セットを確認の上、何を覚えて何を類推や演繹から導き出せるようにしておけばいいかをテストや問題演習等で把握していくというところでしょうか。

 この暗記としては、コアプラスとズバピタ(白地図・グラフ)がいいかと思い、通常授業の確認、暗記補助に使っています。

サピックスメソッド社会コアプラス―中学入試小5・6年生対象
 中学受験ズバピタ社会白地図・グラフ (シグマベスト)

ちなみにですが、Sapixのコアプラスでは地理が309、歴史が270、公民が80(発展知識除く)となっています。地理は、2次元で縦横で理解しないといけないのでその分関連づけが必要という事かもしれません。

長くなりましたが、社会については授業で理解した事をいかに覚えていくかという事が重要な要素で逆に一旦頭に入れてしまえさえすればおしまいというところがあります。細かい地名等面倒なところがありますが、大人の自分からしてみても、漢字と同じくまともな社会人として生活する上ではある程度は覚えておいた方がいい事ばかりだと思いますので、一旦頭に入れてしまえば、大学受験でも要求水準はその延長上でしかなく、そんな激しいギャップがある訳でもないのでその後の中学、高校は楽になるのではないでしょうか。

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