合格要求水準の確認

昨日の続きです。

合格要求水準についてです。

なお、志望校を決めるにあたっての校風や教育方針、大学進学実績等については各家庭のいろいろな御判断があると思いますので、ここでは論点としません。あくまで入試問題という観点です。

中学受験のゴール

Sapixに通わせている親御さんの場合は、御三家や国公立を第一志望に置かれているかと思いますが、この場合の合格要求水準は、偏差値ランキングを見るとその難易度については明確に出ています。

ただ、これではゴールの設定としては不十分で、以下の点について少なくとも把握する必要があります。

1.学校の定員、実際の合格者数、補欠
2.試験時間、配点、各科目の傾向、特徴
3.Sapix等塾での合格者数、合格者の偏差値等のデータ

まず、マクロデータとして、1と3を把握すると、最終的なゴールに到達するためのベンチマークが分かります。Sapixでいうと偏差値60あたりが御三家合格水準ラインになっているのか思っています。志望校がある場合、実際の定員(補欠、辞退者も加味)とSapixの合格者数、偏差値を加味してどの水準に到達すればいいのかを明確にします。

次に、試験時間、配点を確認します。これはSapixのマンスリーと実際の受験校で試験時間と配点が異なるため何にウエイトを置くべきかをはっきりさせる必要があるためです。

その上で、各科目の試験形式、特徴、傾向を把握しておく必要があります。同じ国語でも、必ず漢字がでる、物語文が出る、とか、客観問題中心、記述中心等学校によって傾向、特色が異なります。極端な話、客観問題が中心の学校を受けるに際して記述中心のトレーニングを積む事は、目的達成のためには迂遠である可能性があります。また、理科や社会についても知識重視なのか、思考力重視なのか、単問が多いのか、複合の総合問題形式なのか、を把握しておく必要があります。これらはSapixの出題傾向リサーチでも分かりますし、実際に過去問を入手して問題、解答用紙の様式まで眺めておくのが良いかと思います。

現時点で、お子さんに過去問を解かせる事は無理だと思うので、親御さんが入手して一度2、3年分の問題を見て解答を読み、現在のSapixのテキスト等と眺めて、後2年間でどこまで到達する必要があるのかを感覚的にでも見極めておくのがよいでしょう。

これは早めに見ておいた方がいいかと思います。例えば、理科で思考力重視の問題なのに、授業で一生懸命細かな知識を暗記させていたとか、国語で客観問題のウエイトが高いのに記述に力を入れた、という方法論でちぐはぐな事が起こらないようにする事を避ける事が出来ます。小4、5年の時点ではそこまでやらなくても、ということはあるかもしれませんが、親が把握しておき、4年、5年時の授業の際にどこは外してはいけないのか、という点を把握するぶんには良いでしょう。

まだ志望校が決まっていない場合には、とりあえず御三家を含めて受ける可能性がある過去問そろえておくというのもありかもしれません。

現時点で親として2017年2月に子供がどういう「問題」と戦うのか?というイメージは持っておいた方が到達ゴールと現時点の発射台の差をどう埋めていけるのかが認識できるかと思います。

御三家の過去問を男子校、女子校ともにリンクしておきます。古いものの方が、2年後にどうせ買う事になるので合わせて+3年分の過去問を仕込む事が出来るのですが、26年度分は既にAmazonでは扱っておらず、中古とかになるようです。

男子校
筑波大学附属駒場中学校 27年度用―中学過去問シリーズ (10年間スーパー過去問1)

開成中学校 27年度用―中学過去問シリーズ (10年間スーパー過去問3)

駒場東邦中学校 27年度用―中学過去問シリーズ (10年間スーパー過去問4)

麻布中学校 27年度用―中学過去問シリーズ (10年間スーパー過去問2)

女子校
桜蔭中学校 27年度用―中学過去問シリーズ (10年間スーパー過去問8)

女子学院中学校 27年度用―中学過去問シリーズ (10年間スーパー過去問7)

雙葉中学校 27年度用―中学過去問シリーズ (10年間スーパー過去問9)

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